【コスモス畑を背に掘り出したサツマイモを手にする園児ら=伊賀市市部で】

 三重県伊賀市のいなこ保育園に通う年長児7人が10月19日、地元住民が提供したサツマイモ畑で収穫を体験した。畑の隣にはコスモス畑が広がり、園児たちは満開の花々を背に、大小さまざまな芋を掘り出していた。

 園児たちはこの日、午前10時すぎから、サツマイモのつるを頼りに小さなシャベルで土を掘っていき、時には自分たちの顔ほどもある大きな芋も力を合わせて丁寧に掘り出した=写真2枚目。収穫した芋は、おやつや給食として提供される予定だという。

 畑の南隣の休耕田では、地元の営農組合が種をまいて育てたコスモスが見頃を迎えており、園児たちは収穫作業の合間に満開の花々にも目を向けていた。

 畑は同市市部にあり、3年前から近くの住民が育てたサツマイモを厚意で提供。同園は畑から200メートルほどの場所だが、現在は園舎が工事中のため、約1・5キロ離れた旧依那古第二保育園(上郡)が仮園舎に。昨年までは年少児以上が参加していたが、今年は畑までの距離が遠くなるため、年長児のみの参加となった。

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