【打ち上げられた花火=伊賀市東湯舟の手力神社で】

 三重県伊賀市東湯舟の手力神社(岡本和代宮司)で10月17日、秋季例祭が行われ、「伊賀地域で一番遅い」奉納花火が打ち上げられた。新型コロナの影響で3年続けて規模を縮小しての開催となったが、見物に訪れた住民らは秋の夜空を彩る花火を静かに眺めていた。

 「伊賀三大上忍」の一人で、火術を得意としたと伝わる藤林長門守が同神社を氏神とし、花火を奉納したのが始まりとされる。例年であれば出店などもあるが、感染対策のため2020年からは縮小開催となっている。

 この日、花火は午後7時40分ごろから約5分間、神社裏手から打ち上げられた。あいにくの小雨模様だったが、境内や周辺でカメラを構える人の姿も見られた。

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