【白杖への理解を呼び掛ける山森会長(中央)ら=名張市蔵持町原出で】

 視覚障害者が外出時に持つ白杖(はくじょう)と呼ばれる杖への理解を呼び掛けようと、「国際白杖の日」の10月15日、三重県名張市のマックスバリュ名張店(蔵持町原出)で市視覚障害者協会が啓発活動を実施した。

 活動には協会員やボランティア、同市の北川裕之市長ら計13人が参加した。白杖を手に点字ブロック上を歩く人の絵や、白杖を意味する「White Cane」の文字があしらわれたポケットティッシュ1000個を用意し、買い物客らに配布。目の不自由な人が安全に外出できるよう、支援を呼び掛けた。

 同協会によると、市内に住む視覚障害者は約180人。山森克彦会長は「白杖を持っている人が駅のホームで転落する事故も起きている。白杖を持つ人が困っていたら、『大丈夫ですか』と声を掛けてもらえたら」と話していた。

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