俳聖松尾芭蕉の命日にあたる10月12日、生誕地の三重県伊賀市で76回目の芭蕉祭が開かれた。上野公園(上野丸之内)の俳聖殿前であった式典は新型コロナウイルス感染症の影響で規模を縮小し、招待された献詠俳句の特選者や関係者ら約150人が出席した。
市と芭蕉翁顕彰会の共催。式典では殿内の座像に生花と茶、菓子が献じられた後、特選句の紹介や岡本栄市長と顕彰会の岡島久司会長による額の除幕があった。
受賞者代表のあいさつでは、岐阜県大垣市の大西誠一さんが「10年投句し、3、4回は入選したが、特選は夢のまた夢みたいな感じだった。また伊賀上野に来られるよう頑張りたい」と述べた。
11月12日には同市柘植町の萬寿寺で「しぐれ忌」が行われる。
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