【それぞれの作品を手にする小牧さん夫妻】

 「秋の雰囲気を味わって」。三重県名張市桔梗が丘5番町の小牧昭夫さん(83)、郁子さん(80)夫妻は、10月12日から同20日まで、伊賀市上野福居町のギャラリー「アートスペースいが」で、陶芸と絵画の2人展を開く。入場無料。

 大学で窯業を学び、仕事が定年になった60歳で念願の陶芸を始めたという小牧さんが出品するのは、小品から高さ50センチほどの花器まで約50点。「種シリーズ」と題し、球根や栗のような形の種を乗せた花器、水を入れてハスを浮かべられそうな水盤など、いつも使えるものを中心に制作しているそうだ。

 45年ほど前に絵画を始めた郁子さんは、工場を描いた初期の作品から、ここ数年の静物の油彩画まで、小品から50号までの15点を出品する予定。ドライフラワーや木の実を描いたものが多く、カボチャがモチーフの小さめの抽象画もあり、「これからも楽しんで描いていきたい」と話す。

 2人は「ジャンルは違うが、それぞれの個性を秋の訪れとともに味わって頂けたら」と来場を呼び掛けた。

 作品展は午前11時から午後6時(最終日は同4時)まで。

 問い合わせは同ギャラリー(0595・22・0522)へ。

2022年10月8日付829号2面から

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