【出展作品を紹介する安岡さん(左)と竹島さん=伊賀市西明寺で】

 ほのぼのとした表情の人形など、温かみが感じられる木工作品を生み出している、三重県伊賀市西明寺の安岡安子さん(70)が、木工を中心とした「手づくり雑貨フリーマーケット」を10月9日に市内で開く。オリジナルデザインの数々は、手に取った人たちの間で″大人かわいい”と評判だ。

 ワイヤーで松の木や鶴、亀、廃材で棚や小屋を作っていた父、竹細工でかごなどを作っていた祖父の姿を見て育ち、自身も30年ほど前から木工やひも人形、ドライフラワーなどの手作りを楽しんできた。これまでに数回、自宅ガレージで展示・販売をしたことはあったが、自宅以外では初開催となる。

 合板や杉など、材料の調達・切断は叔父の竹島洋さん(79)(同小田町)が協力。板にアクリルカラーで着色し、人形なら毛糸の帽子をかぶせたり、余り布で作ったワンピースを着せたりしている。

 フリーマーケットは同日午前10時から午後4時まで、同市ゆめが丘1のゆめぽりすセンターで。入場無料。ウェルカムボードや木工ドール、ペン立て、鉢台など、独自の図柄をトールペイント風に着色し仕上げた約200点を展示販売する。

 安岡さんは「一つひとつ丁寧に仕上げているので『可愛いな』と思って手に取って頂けたら」と話した。

2022年9月24日付828号4面から

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