【中村副市長(左)に要望書を手渡す西口専務理事=名張市役所で】

 農業用の肥料の価格高騰や米価下落などを受け、三重県伊賀地域の伊賀ふるさと農業協同組合(本店・伊賀市)は9月30日、農家への支援を求める要望書を名張市に提出した。

 同農協によると、農業用肥料はロシアのウクライナ侵攻や円安などの影響で高騰。今秋使用する肥料価格は前年比1・8倍、来春使用する肥料は2021年との比較で最大2倍になる恐れがあるという。

 「資材価格高騰・米価下落に関する要望書」では、これまでの同市の独自支援策に加えて▽農業経営継続支援の範囲拡充▽肥料コスト上昇分を補う支援の拡充▽米価下落に伴う減収補填と消費拡大支援などを求めている。

 市役所を訪れた同農協の西口育男専務理事は中村岳彦副市長に要望書を手渡し、支援や連携を求めた。

 同農協は8月に伊賀市にも同様の要望書を提出している。

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