【作品を手に来場を呼び掛ける木田さん=伊賀市で】

 筆ペンや水彩で自由に絵や文字を表現する「己書(おのれしょ)」。三重県伊賀市阿山ハイツの自宅で教室「楽まき己書道場」を開く木田眞喜子さん(61)は、同市佐那具町の佐那具郵便局で作品展を開く。期間は9月26日から10月31日まで。観覧自由。

感動伝えたい

 己書を始めたのは4年ほど前。SNSで目にした友人の作品に魅了され、市内の教室に通い始めたのがきっかけ。筆を執って約1年半、「初めて作品を見た時の感動を多くの人に伝えたい」と師範の資格を取得。現在は約15人の仲間に教えており、初心者向けの体験会を開くなど魅力を広げる活動に積極的だ。

 同郵便局での作品展は6回目で、毎回季節に沿った作品を中心に展示している。今回は秋の風物詩やハロウィーンをテーマに、大小さまざまな色紙やはがきに書きためた新作約50点が並ぶ。

 「始めたてのころは絵心が無かった」と笑う木田さんは、こつをつかむとすぐに描けるようになったそう。「誰にでも書けるのは己書の魅力の一つ。作品展を通じて興味を持ってもらえれば」と話した。

 展示は平日の午前9時から午後5時まで。

2022年9月24日付828号19面から

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