「MIHO MUSEUM(ミホミュージアム)」=滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷=が所蔵するコレクションを中心に、紀元前3000年ごろから中世までの中央アジア・西アジアの精神世界の転換を見ることができる秋季特別展「文明をつなぐもの 中央アジア」が、12月11日まで同ミュージアムで開かれている。
中世初期のシルクロード交易の主役となった中央アジアのイラン系ソグド人が東アジアや内奥アジアに残した足跡をたどる内容で、聖なる動植物をモチーフにした作品や、絢爛豪華な金・銀製品など約130点を、時代や特徴に合わせて7つの章に分けて展示する。
また期間中は「中華世界の誕生‐新石器時代から漢」と題した特別陳列も行われる。同ミュージアムの所蔵品から新石器時代の彩陶、殷・周時代に作られた青銅の器など約110点が観覧できる。
開館は午前10時から午後5時(入館は同4時)まで。月曜休館(9月19、10月10日は開館、翌日休館)。入館料は一般1300円、高校・大学生1000円、中学生以下無料。
問い合わせは同ミュージアム(0748・82・3411)まで。
2022年9月10日付827号21面から
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