【テラスでヨガを実演するレイヒさん夫妻=名張市赤目町長坂で】

 三重県名張市の観光名所・赤目四十八滝渓谷(赤目町長坂)の千手滝前に、大自然の中で瞑想やヨガなどを体験できるテラスが完成した。

 テラスは木製で、幅約10メートル、奥行き約3メートル、床面の高さは地上約1・5メートル。昨年閉店、撤去していた茶屋の跡地に造られた。市の交付金を活用し、管理する赤目四十八滝渓谷保勝会が約200万円をかけて整備した。

 8月19日には同保勝会や市の職員ら約20人が集まるなか、修験者による安全祈願の他、ヨガのデモンストレーションが行われ、津市在住のヨガ講師夫妻、レイヒ真実子さん(32)とアーロンさん(31)=ハンガリー出身=が実演。プロモーション映像の撮影が行われた。

 実演後、真実子さんは「スタジオや自宅と違い、ここなら日常と完全に切り離して集中できる。大自然の中、平らな場所で滝を前にヨガをできる環境なんてなかなかない。最高だと思う」と絶賛した。同保勝会の担当者は「都会の喧騒から離れて水の流れや風の音、鳥の鳴き声などを聞き、自然の癒やしを感じてもらえたら」と話した。

 入山者がテラスを利用する際のルールは検討中で、近く同保勝会ホームページなどで案内する予定。今後、瞑想体験のツアーなども計画していくという。

- Advertisement -