【作品を披露する青木さんと次男の玲旺君=伊賀市で】

新たに挑戦

 ビニールシートや色紙を素材にして、ステンドグラスのような作品を生み出す2つの新しいアートに魅せられ創作活動を続ける、三重県伊賀市佐那具町の会社員、青木奈緒子さん(40)。地元で目にすることの少ない作品の数々に感嘆の声が上がっている。

 2年前、当時小学生だった次男と、自宅でできることはないか調べていたところ、「シャインカービング」を見つけた。デザインが印刷されたビニールシートを彫刻刀で掘る、岐阜県関市発祥の新しいアートだ。

 早速キットを申し込んで試したところ楽しかったそうで、オンラインレッスンを受けたり、時には岐阜まで通って受講したりもした。認定講師の資格を取得し、仲間も広がったという。

 その仲間に、数枚の色紙を使ってさまざまな色や柄を表現するペーパーアート「ローズウィンドウ」の講師がいたことが縁で、新たに受講を始めた。今年1月にはローズウィンドウの「光のアートOnde〜」認定講師の資格を取得し、改めて作家名を「雪輝~ゆき~」とした。

 「皆にこのキラキラを伝えたい」と今春、イベントに初出展を果たし、訪れた大勢の人たちが作品を目にして「奇麗」と評価してくれたという。創作には家族も応援してくれているといい、「今後は自分のオリジナルデザインも作れたら」と夢は広がっている。

 青木さんの作品はインスタグラム(@nao_nao.25)で発信している他、岡森書店白鳳店(伊賀市平野西町)内の委託販売スペース「グリーンモール」にもある。

2022年8月13日付825号3面から

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