【育てたチューリップの写真を掲示する連合会の皆さん=伊賀市四十九町で】

 三重県の伊賀市役所(同市四十九町)4階のミニギャラリーで、持ち寄った35枚の写真を掲示する伊賀市上野老人クラブ連合会の役員の皆さん。同連合会の総務園芸部会が取り組んでいる「花いっぱい運動」の一環だ。

 旧上野市内の29単位老人クラブのうち、希望する25クラブに昨秋、オランダ産のチューリップの球根を約100個ずつ配り、各地域で栽培したチューリップの写真を展示している。

 従来は、毎年秋に開催される同連合の大会会場に展示していたが、新型コロナの影響で、今年を含めて3年連続で大会が中止になったため、昨年から市役所での展示を始めたという。チューリップは各地区の公民館の花壇などで育てられ、訪れる地域住民の目を楽しませている。

 連合会には現在、1900人余りの会員が所属し、「健康」「友愛」「奉仕」の3本柱で、ゴルフやグラウンドゴルフ、囲碁などを楽しんでいるが、年々会員数は減少傾向にあるという。

 同連合会の松永秀樹会長は「私たちの活動の成果としての写真展を、多くの方に見学してほしい。また、こうした奉仕活動を通じて、会員が1人でも増えればうれしい」と話し、来場を呼び掛けている。

 写真展は8月31日まで。見学自由。

 問い合わせは同連合会事務局(0595・21・1112)まで。

2022年8月13日付825号4面から

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