【(左写真)両大会での活躍を誓う廣島さん=伊賀市で、(右写真)大会への意気込みを伝える立道さん(右)と永田さん=名張市で】

 8月15日から高知県で開かれる全国高校総体(インターハイ)競泳種目と、22日から東京都で開かれる「第45回全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会(JOC杯)」に、三重県の伊賀地域から3人が出場する。

刺激得て力発揮 高田高・廣島さん

 インターハイとJOC杯15から16歳の部に100メートル、200メートル平泳ぎで出場する、伊賀市服部町の廣島あつこさん(15)=高田高1年=は、インターハイへは7月の東海総体、JOC杯は6、7月の大会でそれぞれ標準記録を突破し、出場権を得た。

 100メートルは東海総体で出した1分11秒63(長水路)、200メートルは県高校選手権での2分33秒82(同)がそれぞれ自己ベスト。全国大会では100メートルで1分11秒、200メートルで2分31秒を切るのが目標だという。

 姉の影響で4歳の時に水泳を始め、JOC杯は春夏合わせ連続9回、計10回目の出場となる。現在は鈴鹿市のJSS白子スイミングスクールへ週5日通い、1日に5000メートルを泳ぐトレーニングに励んでいる。

 5月にはオリンピック選手のコーチから直接指導を受ける機会があり、練習のアドバイスをもらうなど、良い刺激になったそう。両大会ではレース展開の中で「前半から突っ込み、後半も粘る」ことを意識するといい、「力を発揮し決勝に残りたい」と意気込んでいる。


ベスト尽くして 津高・立道さん 名張高・永田さん

 イトマンスイミングスクール名張校(名張市黒田)からは、津高3年の立道愛和さん(17)が両大会、名張高1年の永田鈴奈さん(15)がインターハイに出場する。

 インターハイで200メートル平泳ぎに出場する立道さんは、大会に向け「昨年は悔しい思いをした。キック力を生かして勝ち上がりたい」と闘志を燃やす。JOC杯でもチャンピオンシップの100、200メートル平泳ぎに挑戦する。

 永田さんは400、800メートル自由形に出場する。後半の粘り強い泳ぎが持ち味で、「本番の不安をなくすために練習してきた。決勝に残ることを目標にベストを尽くす」と意気込む。

 インターハイは高知市のくろしおアリーナで、JOC杯は東京都江東区の東京辰巳国際水泳場で開かれる。

2022年8月13日付825号7面から

- Advertisement -