三重県伊賀市は8月3日、新型コロナワクチンの3回目接種で18歳未満に使用できないモデルナ社製ワクチンを17歳の男性に誤って接種したと発表した。3日時点で特別な体調の異変はないという。

 市ワクチン接種推進課によると、男性は7月29日に3回目のワクチン接種を受けるために訪れた市内の医療機関で、自ら予診票に「18歳」と記載。実際に満18歳を迎えるのは今月10日だったが、医療機関は受け付け時に年齢を確認しなかった。

 また、市が送付した12歳から17歳用の予診票は、ワクチン接種量欄に「ファイザー」の記載があったが、医療機関側が接種時に見落としていた。医療機関から市に報告があったのは2日で、今後は接種時の年齢と予診票に記載した内容の確認を徹底するよう要請した。

 12歳から17歳への3回目接種は、国がファイザー社製のみとしている。

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