【インターハイに出場する男子メンバー=名張市東町で】

 今年の全国高校総合体育大会(インターハイ)「躍動の青い力 四国総体2022」が8月23日まで開かれている。この大舞台に臨む三重県の伊賀地域各校の選手、伊賀地域ゆかりの選手たちに意気込みを語ってもらった。

個人と男女団体 柔道

 名張高校(名張市東町)の柔道部からは個人5人と男女団体が出場する。

 5月28、29日に名張市であった県総体で男子個人優勝を決めたのは90キロ級山村洸斗君(3年)と100キロ級吉田燦太君(同)の2人。技に切れがある山村君も力強い柔道を展開する吉田君も、「イッポン」を取りに行く練習を繰り返し、「敵なしの圧勝」で頂点を極めた。ともに優勝を目指す。

 男子団体は5年連続12回目の県総体優勝。メンバーは山村君、吉田君の他に山本歩夢君(3年)、大坪咲介君(2年)、井上寛仁君(同)、堂崎義喜君(1年)の6人。決勝では四日市中央工業との接戦を制した。粘り強く戦うことをトレーニングした一人ひとりが勝つという意識が強いメンバーだという。ベスト4を目指すといい、「3年生にとっては最後の試合。苦しい練習をしてきたので、最後は笑って終われるよう頑張りたい」と闘志を燃やしている。

インターハイに出場する女子メンバー=同

 一方、女子個人では、48キロ級加藤沙弥さん(3年)、52キロ級陶山心愛さん(1年)、70キロ級中束玲那さん(3年)が挑む。トレーニングをしっかりし、体作りをしながら自分の得意技を伸ばす練習を積んできたというメンバー。それぞれの得意技は寝技、大外刈、小外刈。「一戦でも多く勝ってベスト4や8など上位に食い込みたい」と抱負を語る。

 また、12年連続16回目の県総体優勝を果たし、出場する女子団体のメンバーは中束さん、今井七海さん(3年)、田村楓さん(同)、藤井真希さん(1年)の4人。決勝は四日市商業に辛勝だったが、インターハイでは定番のチームワークを生かし、「みんなで協力することで、勝利に導きたい」と奮い立っている。

 柔道は松山市の愛媛県武道館で8月6日から10日の日程で予定されている。

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