平和を歌い、平和を語る―。なばり9条の会と九条の会あおやまの共催による「2022ピース9フェスタ 原爆の日を忘れない! ウクライナに平和を!」が8月6日午後1時30分から三重県名張市蔵持里の武道交流館いきいき多目的ホールで開かれる。
「いのち・平和・希望を歌う」と題した第1部は、テノール歌手の千秋昌弘さんによるコンサート。大阪府の大東市議を務めた傍ら、複数の合唱団で活躍。「歌う市会議員」としても知られ、国内外でソリストとして活動している。今回は「ソーラン節」「ヨイトマケの唄」「見上げてごらん夜の星を」など10曲前後歌う予定。ピアノは森二三さん、ビオラは小林明日香さん。
第2部は、自身の戦争体験から、うたごえ活動や日中友好運動に関わる藤後博巳さんの語り。満蒙開拓団青少年義勇軍の一員として1944年に中国へ渡った後、終戦後にソ連軍の捕虜となる。その後、中国共産党の「八路軍」に加わって日本と相対し、1955年に帰国した。93歳となった今も、過酷な戦争体験と平和への思いを伝える「平和の語り部」として活動している。
参加費は700円、事前申し込みは不要だが、整理券を発行している。
なばり9条の会代表の川合一葉さんは「お2人の歌や語りを通じ、たくさんの方々に平和について考えて頂ける機会になれば」と来場を呼び掛けている。
問い合わせ、申し込みは川合さん(0595・66・1388)まで。
2022年7月16日付823号7面から
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