【活動日に作品を仕上げるメンバーたち=名張市つつじが丘北5番町で】

 お気に入りの風景や季節の花々などを描いている三重県名張市のサークル「つつじが丘水彩画クラブ」の第6回作品展が、7月30、31日に開かれる。新型コロナの影響で、ここ2年間は全員で活動する機会も減り、作品展は4年ぶりの開催となるが、メンバーは「こうして日頃の成果を披露する機会を設けられるのは最大の喜び。ぜひ足を運んでほしい」と気持ちを新たにしている。

 同市つつじが丘在住の50代から80代の男女17人が参加しており、作品展は発足翌年の2010年から2年に1回開いてきた。自ら探してきた農村や社寺、景勝地などの写真、持ち寄った植物などを題材に、講師の高原光彦さん(81)の指導で腕を磨く。市民センターのロビーを飾る絵もメンバーが季節ごとに掲示している。

 1年半ほど前に大きな病気をしたという井垣健さん(78)は「病気をしても『自分には絵がある』と思えたのはこのクラブのおかげ。出掛けてもつい描きたくなる風景を探してしまう」と笑う。代表の仲敏雄さん(79)は「家で個々に描くのも良いが、褒め合い、アイデアを出し合いながら描けるのは、やはりうれしい」と話した。

 会場は、つつじが丘市民センター(つつじが丘北5番町)多目的ホール。時間は午前10時から午後4時30分(31日は同4時)まで。入場無料。両日とも、メンバーが指導する絵手紙教室を開催予定。31日は正午まで。参加無料。

 また、31日午後2時からは「ファニークラブ」によるウクレレの演奏会がある。入場無料。

2022年7月16日付823号12面から

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