第22回全国障がい者スポーツ大会『いちご一会とちぎ大会』に三重県選手団の一人として出場する伊賀市緑ケ丘南町の中出幸江さん(45)=写真=が7月21日、同市役所で抱負を話した。大会は10月29日からで、中出さんが出場する卓球は栃木県鹿沼市で開かれる。

 中出さんは2019年の大会から連続で出場選手に選ばれていたが、台風の接近や新型コロナの感染拡大で延期や中止になったため、参加は今回が初めて。卓球を始めたのは小学校の高学年からで、現在は所属する名張市の蔵持卓球愛好会で練習している。

 個人競技の卓球には、身体と知的、精神の障害種別でそれぞれ出場。県内からは中出さんら10人が「一般卓球」で、視覚障害のある選手の競技「サウンドテーブルテニス」で1人の計11人が選ばれた。

 卓球の魅力について、中出さんは「ラリーで得点が決まった時。やればやるほど上達するところが楽しい」と話し、大会に向けて「ただ一つ、金メダルを目指したい」と意気込んだ。

- Advertisement -