【始まった観光ブドウ狩り=名張市青蓮寺で】

 三重県名張市の青蓮寺湖観光村で7月20日、ブドウ狩りがスタートした。デラウェアに始まり、採れたて新鮮な数品種が10月末まで順次味わえる。

 1970年設立の青蓮寺湖ぶどう組合に加盟する観光農園は現在10軒で、広さは計約10万平方メートル。同組合によると、入園者数はコロナ禍前が例年4万人前後だったが、2020年は約3万8000人、昨年は約1万8000人と過去最少だった。

 伊賀地域は昼夜の寒暖差が大きく、ブドウが甘く仕上がるという。今年の生育はやや遅れ気味なものの、デラウェアは例年並みに糖度18度から22度に達している。曽和敏明組合長は「ブドウを自分の目で見て収穫し、新鮮な甘さを感じてほしい。家族でぜひ楽しんで頂けたら」と来場を呼び掛けている。

 今年も感染症対策のため入口での手洗いと手指消毒を呼び掛け、食べるスペースは椅子などの間隔を広げている。混雑時には、入場制限も設ける予定。収穫時期の目安は、デラウェアが8月下旬まで、巨峰とスチューベンが9月、マスカットベリーAが9月と10月まで。

 期間中は無休で、営業時間は午前9時から午後5時(受付は同4時30分)まで。入園料はデラウェアとスチューベン、マスカットベリーAが中学生以上1500円、小学生1100円、3歳以上の未就学児800円。巨峰は中学生以上2000円、小学生1500円、3歳以上の未就学児1100円。3歳未満は無料で、15人以上は団体割引がある。

 問い合わせは同組合(0595・63・7000)へ。

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