【作品を披露する森本さん=伊賀市川合で】

 ひもや糸を手で編んで結び目を作り、模様を生み出す「マクラメ編み」に魅せられ創作を続ける、三重県伊賀市川合のパート従業員、森本早絵さん。異国情緒を感じるおしゃれな作品が人気を集めている。

 趣味でアクセサリーを作っていたが、2年半前にマクラメ編みで作られたピアスを見たのがきっかけ。早速、糸を束ねてひねっている専用のマクラメ糸を購入し、書籍やインターネットを参考に編み方を調べ、自己流にアレンジして創作するようになった。

 仕事と家事の合間の時間を生かし、プラントハンガーやタペストリーなど大きな作品にも挑戦するようになり、インターネット販売も始めた。昨春にはネット販売が縁となり、東京での作品展にも出品。直接見てもらった作品が売れたのがうれしかったそうで、「これからはイベントにも出てみよう」と市内外で出展するようになり、ワークショップも開いたりした。

 更に「Saemo」という作家名で写真投稿サイト「インスタグラム」で発信を始めると、制作を依頼されるようになった。

 「長く愛されるものを作りたい」との思いがある森本さんの作品は、いたってシンプルで、最近はペットボトルフォルダーやスマートフォンなどのショルダーストラップが人気だそう。「いずれは店舗装飾にもチャレンジしたい」と夢は広がっている。

 森本さんは、7月18日午前11時から同市下友田の「里の坐いちえみ」で開かれるマルシェに、100点以上の出品と15分ほどでできるフェザーチャームのワークショップ(700円)で参加予定。

 詳細はインスタグラム(@sae.mo11)で発信している。

2022年7月16日付823号2面から

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