【リサイタルを開く桂さん(提供写真)】

 三重県伊賀市出身のピアニスト、桂眞優さんの地元初リサイタルが、7月18日午後2時から、同市西明寺の市文化会館で開かれる。

 伊賀市文化都市協会が親しみやすいクラシック音楽を通じてファンを増やそうと7年前から進めている「クラシックのいろは」事業の一環。今年度のテーマは「チャイコフスキーサウンドを追い求め」。今回のリサイタルでもチャイコフスキー作曲の「6つの小品 作品51」を演奏する。

 桂さんは「叙情的でメランコリックな旋律が美しいこの作品に心が揺り動かされたので、今回の演奏会の1曲目で演奏したい」と話す。この他、リスト作曲の「スペイン狂詩曲」などを演奏する。

 県立上野高校を卒業後、桐朋学園大学音楽学部ピアノ専攻を卒業し、東京音楽大学大学院の修士課程を修了した桂さん。「伊賀に帰ってきて5年目で、初のリサイタル。今の私の音楽への思いを表現できるのが楽しみ。これからもソロ活動やさまざまな楽器の演奏家との出会いや地元の人たちとの触れ合いを通じ、演奏家として成長していきたい」と抱負を語り、来場を呼び掛けている。

 入場料は500円。同会館、あやま文化センターで販売している。

 問い合わせは同会館(0595・24・7015)まで。

2022年6月25日付822号22面から

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