【昨年の展示の様子(提供写真)】

 粘土や漆など自然素材を用い、日々の暮らしに密着した作品を展示、販売する「生活工芸展2022」が、7月9日から三重県伊賀市上野丸之内の国史跡・旧崇広堂と同市丸柱のギャラリーやまほんで開かれる。入場無料。

 同ギャラリーを主宰する山本忠臣さんが企画し、同市文化都市協会が主催する恒例の展示会で、毎年幅広い年齢層が訪れている。

 出展作家も増え続けており、今年は全国から陶芸、金工、漆器などの分野から約70人が出品。なかでもそれまで家具中心だった木工に、普段使いの器を加えるなど新たな分野を開いたとされる木工作家、三谷龍二さんの作品約15点を、旧崇広堂一角の専用ブースに特別展示する。

 会期は会場によって異なり、旧崇広堂では24日までの午前10時から午後6時(最終日同4時)、やまほんでは8月28日までの午前11時から午後5時半(初日のみ同2時まで予約制)。いずれも火曜休館。

 山本さんは「今年は更に作家も増え、普段使いの器中心の数々をぜひ見に来て頂けたら」と来場を呼び掛けている。

 問い合わせ同協会(0595・22・0511)まで。

2022年6月25日付822号12面から

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