【仏画展を開く㮈本さん】

 「安らぎのある表情を描くのは難しいが、心を込めてゆっくりと取り組むのが大事」。趣味で仏画を描いてきた名張市桔梗が丘西の㮈本茂和さん(85)による仏画展が、7月7日から14日まで桔梗が丘市民センター(同市桔梗が丘6)ギャラリーで開かれる。入場無料。

 60歳で退職後、水墨画や油絵をたしなんでいた中、生きがいづくりを支援する日本セカンドライフ協会が開講していた「仏画クラブ」を知る。もともと仏像などに関心があり、その色鮮やかさに引かれたことがきっかけとなり仏画を描き始めるようになった。

 18年ほど前からは大阪へ仏画を習いに通っており、今までに30点ほどの作品を仕上げている。7月に86歳の誕生日を迎えるのを機に、作品を展示しようと決めたという。

 「白毫」と呼ばれる眉間のやや上にある白い毛や、首にある「三道」という3本の線など、さまざまな決まりごとがある中で繊細に描写して描く仏画の世界。㮈本さんは「仏画に触れる機会は少ないと思うので、気軽に見に来てほしい。日常のせわしさを忘れ、一瞬でも癒やしになってもらえたら」と来場を呼び掛けていた。

 時間は午前9時(初日は午後1時)から午後5時(最終日は同3時)まで。

 問い合わせは㮈本さん(0595・66・0157)へ。

2022年6月25日付822号6面から

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