三重県伊賀市は7月5日、発送した2022年度市県民税の税額決定通知書の納付区分に誤記載があったと発表した。記載誤りの通知書を送ったのは主に自営業者や年金生活者らが対象の普通徴収で口座振替を指定している3162人のうち532人。市はお詫び文書とともに正しい決定通知書を再送付する。

 課税課市民税係によると、決定通知書は先月10日に発送し、納付区分欄に納税者が口座振替で年税額を一括納付する全期前納を指定している分について「前納」と記載すべきところを年4回に分けて納める「期別」と記載していた。1回目の引き落としがあった先月30日に市民から問い合わせがあり、発覚した。

 担当職員があらかじめ登録したプログラムを用い、電算で一括処理する手順を誤ったため、正しい情報が印刷データに反映されなかったという。今後はマニュアルの再確認や処理過程の見直しなど再発防止に取り組むとしている。

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