【三重県庁=津市広明町】

 三重県は7月4日、伊賀市5人、名張市3人など県内で239人(四日市市発表分25人含む)が新型コロナウイルスに感染し、70代と100歳以上の女性2人が死亡したと発表した。通所介護(デイサービス)施設では計14人の陽性が判明し、179例目のクラスター(感染者集団)に認定された。県内の感染者は延べ8万8399人、死者は313人となった。

 発表によると、感染者の市町別内訳は、津市70人、伊勢市51人、四日市市25人、松阪・志摩市が各16人、鈴鹿市14人、桑名市10人、伊賀市と度会町が各5人、南伊勢町と県外が各4人、名張市3人、亀山・鳥羽市と東員・菰野町、非公表が各2人、いなべ・熊野市と多気・玉城・明和・紀北町が各1人。

 県内の入院患者は前日から8人増の95人、重症者は変わらず1人で、病床使用率は27・4%、重症者用は2・2%。自宅療養者は前日から39人増の1830人となった。

 クラスターが発生した施設では、対象者42人(職員16人、利用者26人)のうち14人(同4人、10人)が検査で陽性と判明。数名が未検査だという。

 伊賀市の新規感染者は、10歳未満3人、20代1人、40代1人。名張市は60代1人、70代2人だった。

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