7月に米国オレゴン州で開かれる世界陸上競技選手権大会の男子マラソンに日本代表として出場する西山雄介選手(27)=トヨタ自動車=を祝う横断幕が6月15日、母校の三重県立伊賀白鳳高(伊賀市緑ケ丘西町)に設置された。
西山選手は今年2月の別府大分毎日マラソンで大会新記録の2時間7分47秒で優勝。世界選手権派遣設定記録を突破した。同じ駒澤大に進学し、東京五輪の男子マラソンに出場した中村匠吾選手=富士通=は2学年上で、同高陸上競技部からは2人続けて世界大会のマラソン日本代表に選ばれた。
横断幕は同高同窓会(岩田佐俊会長)が寄贈した縦90センチ、横405センチの2枚で、後輩の部員たちが正門近くのフェンスに設置した。同部OBの活躍に、長距離部門キャプテンの鈴木千翔君(17)は「同じ松阪出身ということもあり、すごく誇りで憧れる。自分もそうなりたい」と話しし、総監督の和田靖教諭(60)は「納得のいくレースをして、ステップアップの大会になれば」と西山選手の力走に期待した。
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