【ブドウの房のように実が成った梅=伊賀市上野西大手町で】

 マスカットみたい!? 三重県伊賀市上野西大手町の谷かず子さん方で、庭の梅の木にブドウの房のように実がなった。今年は例年より大きい実がたくさん付いていて、害虫にも悩まされなかったそうだが、珍しいなり方に、家族や近所の人たちも不思議がっている。

 半世紀前ほどから谷家にある梅の木は、高さ2・5メートルほど。実は枝ごとに点々と付くことが多いが、西側の塀の上に張り出した枝の先には10個ほど実が付き、さながら色も似たマスカットのよう。毎年、実は収穫して梅干しにしているそうだ。

 家族によると「昨年は庭師さんに来てもらえなかったこと以外、いつもと違うことは無かった」そうだが、月ヶ瀬梅渓保勝会(奈良市)の関係者によれば、せん定の加減や気候の影響でまとまって実が付くことも考えられるという。

2022年6月11日付821号18面から

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