【投稿を続ける伊藤さん(提供写真)】

 写真投稿サイト「インスタグラム」で2万人以上のフォロワーを持つ“インフルエンサー”「いとうちあき」として発信を続けている、伊藤智亜貴さんは、三重県伊賀市上野田端町出身。現住所の岡山市と伊賀市を行き来しながら毎日投稿する“日常”が人気だ。

 投稿を始めたのは6年ほど前。写真を撮るのが好きで、ファッションや料理、カフェなどでの写真を投稿したところ、フォロワーが増加。2年半前に結婚してからは夫婦での写真が多くなったが、更にフォロワー数が増えたという。

 温かみがあり、優しい写真が好きな伊藤さんは、季節の花が奇麗に咲いている場所へ撮影に行くことが多い。構図を考え、統一感を出し、色合いも考えて編集するが、基本的に人物の加工はしない。投稿の順番も考えて発信しているそうだ。

地元の写真も数多く

 フォロワーとダイレクトメールをやりとりすることも多く、悩み相談にも答える。「会ったこともないのに全国の人と密につながり、そこから広がっていくやり取りが楽しみ」だといい、「温かい写真や言葉で救われた」と感謝されることも。

 雑誌「Hanako」の「インスタピックアップ」コーナーで取り上げられることの多い上、今月中には富士フィルムのウェブサイトで特集される伊藤さんだが「故郷を盛り上げたい」という気持ちが強く、「もっと伊賀を知ってもらいたい」と、伊賀で撮影した写真も数多く投稿している。

 更に、地域活性化を図るさまざまなプロジェクトを推進する「伊賀市若者会議」や「観光まちづくり企画塾」にも参加し、生活基盤の岡山と往復しながら活動に携わっている。今後は「伊賀の人と仕事をしたり、地元の笑顔や良さを全国に発信したい」そうだ。

2022年5月14日付819号2、3面から

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