【参加を呼び掛ける宮﨑さん(提供写真)】

 ロシアによる侵攻が続くウクライナへの関心を高めてもらおうと、三重県伊賀市沖出身でウクライナ日本センター元職員の宮﨑さとみさん(43)による講演会「今、ウクライナを知る」(市国際交流協会主催)が5月28日午後2時から、同市ゆめが丘1のゆめぽりすセンターで開かれる。入場無料で事前予約が必要。定員は先着40人。

 宮﨑さんはJICA(国際協力機構)などさまざまな機関から海外に派遣され、英国やロシア、中国、フィリピンなどで日本語を教えた。同センターがあるウクライナの首都キーウには2015年春から約1年半滞在し、日本語を学ぶウクライナ人約300人と関わった。現在は大阪の大学などで教壇に立っている。

 講演では、写真を交えてウクライナの国やセンターでの仕事などを紹介する他、戦渦に巻き込まれた元同僚たちの現在の様子を伝える。講演の後は、地元のフルート奏者3人によるチャリティー演奏もあり、追悼・平和・祈りに関する曲やウクライナ国歌などを披露する。

 宮﨑さんは「少しでもウクライナを身近に感じ、支援し、いつか訪れてみたいと思って頂ければうれしい」とコメントした。

 参加希望者は、氏名、電話番号、参加人数を同協会へ電子メール(mie-iifa@ict.jp)、電話(070・4455・4900)、ファクス(0595・22・9631)で申し込む。

 問い合わせは同協会(070・4455・4900)まで。

2022年5月14日付819号11面から

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