【コンサートに向け練習に励む団員=名張市桔梗が丘で】

 女声コーラス「秋桜(コスモス)」の結成25周年記念コンサートが、4月29日午後2時から三重県名張市桔梗が丘6の桔梗が丘市民センター講堂で開かれる。入場無料。

 市内を中心に60代から80代の女性30人が在籍し、指揮を担当する富永智江子さんの指導のもと、和気あいあいとした雰囲気で週1回の練習を重ねている。時には施設を訪問して歌声を披露したり、市民センター祭りに出演したりしている。

 代表の大塚マリ子さんに25周年の思い出を尋ねると「5年ごとに記念コンサートを行っているが、15周年コンサートの直後に東日本大震災が起き、衝撃を受けた。それ以降、被災された方へのエールを込めて歌うようになった」という。

 また大塚さんは「新型コロナの影響でメンバーが集まりにくかったが、マスクを着けて練習することで以前より声が出るようになった」と話す。コンサートに向けては練習を1時間伸ばし、「来場された方に『来て良かった』と思って頂けるようハーモニーを磨いている」という。

 コンサートは6部構成で、春らしい「野ばら」や童謡メドレー、「瀬戸の花嫁」といった歌謡曲など多様なジャンルの歌を披露する予定で、客演の「まかろん」(一ノ瀬薫さん、川端真理子さん)によるピアノ連弾、来場者と一緒に合唱する歌などもある。大塚さんは「歌で元気になってもらえたら。私たちの普段の雰囲気を感じて楽しんでほしい」と来場を呼び掛けた。

 入場には整理券が必要となるため、団員か事務局へ事前に申し込む。

 同クラブでは、団員を募集している。練習は毎週月曜午後1時から同3時まで、桔梗が丘市民センターで。会費は月2000円。

 問い合わせは大塚さん(090・5861・9976)まで。

2022年4月9日付817号8面から

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