新型コロナウイルスワクチンの3回目接種で、合同職域接種会場を運営する三重県名張市の名張商工会議所は、確保済みワクチンの消化に苦慮している。3800人分のワクチンを確保したが、4月22日現在で予約は1112人にとどまっている。
同商議所の担当者などによると、1、2回目の時は若年層にとっては職域接種の方が早く打てる利点あったが、現在は全国的にワクチンの供給が進んだことで自治体接種の予約が取りやすく、職域接種を選ぶ人が減ったことなどが要因とみられる。
同商議所では、ワクチンの廃棄を避けるために国への発注数を2000人分程度まで減らし、残る約900人分の募集を継続する。
対象は2回目のワクチン接種完了から6か月以上が経過した18歳以上の人で、自治体から3回目の接種券の交付を受けた人。使用するワクチンはモデルナ社製。市内の事業所に勤務している人以外も受け付けている。
会場は名張産業振興センター「アスピア」(南町)1階の多目的ホール。残る日程は5月6、9、10、12、13、16から19日。時間は各日とも午前9時から正午と午後1時30分から同4時。
申し込みは、同商議所ホームページ(https://www.nabari.or.jp/)に掲載されている申込書に必要事項を記入し、メール(ncci_info_k@nabari.or.jp)またはファクス(0595・64・3211)で送信するか持参する。
問い合わせは同商議所(0595・63・0080)まで。
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