【地元野菜などが並ぶ「かんべいきいき市」=伊賀市上神戸で】

 三重県の伊賀市上神戸にある空き店舗を利活用した地区住民が気軽に立ち寄れる交流拠点「神戸地区交流の館『北斗の館』」が4月1日、旧JAいがふるさとの神戸ふれあい店跡にオープンした。施設ではコミュニティカフェと農産物直売所を運営し、介護予防活動などにも取り組む。

 開所した場所は、地区市民センターや伊賀署神戸駐在所が隣接する国道422号沿いにある。施設は地域福祉を担う団体や個人で構成する神戸地区支え合いネットワーク協議会が運営する。

 コミュニティカフェ「かんべ陽だまりカフェ」は毎週金曜の午前9時30分から2時間、参加費200円でコーヒーと菓子のセットを提供。体操や健康講座、映画鑑賞会、落語などの催しも開く=右下写真。

 農産物直売所「かんべいきいき市」は毎月第1、3金曜の午前9時30分から2時間、地元の新鮮で安価な野菜などを提供する。昨年3月末で閉めていたが、約1年ぶりに再開した。

 オープン日には記念コンサートもあり、同協議会会長の中嶋孝さんが「過疎化が進み、空き店舗を何かに活用できないかと一昨年から議論してきた。活動を通じて地区を元気にしたい。他地区からの来所も歓迎。交流を深めてもらえたら」とあいさつした。

 問い合わせは中嶋さん(090・2686・0963)へ。

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