【提言書とポスターを手にするメンバーら=名張市役所で】

 三重県名張市内の小中学生が自主的にまちづくりを考える「ばりっ子会議」のメンバーらは3月19日、市民の交通安全意識を高めるためのポスターとちらしを作成し、市に活用を提言した。

作成したちらし

 同会議には42人(小学生40人・中学生2人)が参加。年度ごとにまちづくりにつながるアイデアを市に提言しており、今年度の会議では「通学路の美化運動がしたい」「横断歩道で車が止まってくれない」などの意見があった。

 ポスターはA2、ちらしはA4サイズ。2019年度の会議で考案した同市の公認キャラクター「なばりん」を使って、横断歩道を渡る時のハンドサインを呼び掛けている。

 この日、市役所を訪れたメンバー8人のうち、代表の大園千愛さん(美旗小6年)と遠藤果歩さん(名張小3年)は「交通マナーを守る名張にしていくために、市民の皆さんに広めてください」と提言書を読み上げた。

 提言書を受け取った亀井利克市長は「しっかり受け止めて実行する。ドライバーにも交通安全運動で啓蒙していきたい」と話した。

 ポスターとちらしは今後、市内の各市民センターに設置される予定。

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