【なぎなたの稽古に励む山村さん(提供写真)】

 兵庫県伊丹市で3月20、21日に開かれる「全国高校なぎなた選抜大会」の女子団体に、東海地区代表として高田高校(三重県津市)が出場する。先鋒を務めるのは、伊賀市中村の山村愛奈さん(1年)だ。

山村さん(同)

 高田中に入学した4年前、部活体験で興味を持ったのが始まりで、中学2年で先輩たちと全国大会に出場。初めての大舞台に刺激を受け、「ここで自分も張り合えるように頑張ろう」と決意、更に稽古に励んだ。

ラストチャンスものに

 昨年12月の県新人大会では稲生(鈴鹿市)に敗れ、県代表としての出場は逃したものの、東海4県の新人大会2位校が参加してブロック推薦枠を競う大会へ進んだ。

 女子団体は先鋒、中堅、大将の3人制。先鋒の山村さんは「県予選では団体のチーム力を欠いていた」と敗因を分析。「全国へのラストチャンス」と臨んだ1月の東海ブロック推薦枠決定戦では、総当たりで3戦全勝という好成績で全国への切符を手にした。

 「どちらかというと攻めていくタイプ」という山村さん。「他のスポーツと比べると、運動神経より、やればやるだけうまくなっていくのがなぎなたの魅力」だそうで、全国大会では家族の応援も背に優勝を目指す。

2022年3月12日付815号11面から

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