廃棄物処理大手「大栄環境」(大阪府和泉市)は子会社の一つでグループ中核の「三重中央開発」がある三重県伊賀市の企業版ふるさと納税制度を活用し、地域貢献活動として1億円を寄付した。感謝状の贈呈式が3月11日に同市役所であり、金子文雄社長(65)ら関係者3人が出席した。
金子氏は昨年6月まで三重中央開発の社長を務めていた。式では「2015年から日頃お世話になっている市民の方らを招いたイベントを行ってきたが、コロナ禍で開催できなくなっている。ふるさと納税制度で感謝の気持ちを伝える機会ができ、非常にうれしい」とあいさつした。目録を受け取った岡本市長は「多額の寄付をちょうだいした。これからも地域にとって必要な重要な役割を担って頂くものと確信している」と感謝を述べた。
大栄環境は1979年に創業。同市予野にある三重中央開発には廃棄物の処理炉やリサイクル、管理型最終処分場などの施設がある。
同市の企業版ふるさと納税制度は2020年11月に国の認定を受け、今回で2件目。市総合政策課によると、昨年7月に名古屋市の企業が1千万円を寄付したという。
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