【水引で作った作品を紹介する岩尾さん=名張市で】

 祝儀袋などに用いる飾りひも「水引」を使って作る「水引アクセサリー作家」として活動する、三重県名張市梅が丘北のパート従業員、岩尾由利子さん。生み出す作品は「持っていたら幸せが来そう」と注目を集めている。

水引で作った作品

 一昨年の春、職場で開かれたイベントを企画したのがきっかけ。「自分は未経験だけど、子どもたちや家族に喜んでもらえるハンドメイドができないか」とインターネットで検索し、水引で作るアクセサリーにひかれた。

 動画投稿サイト「ユーチューブ」で作り方を研究し、好みの色の水引でヘアピンを作るワークショップを開いたところ好評で、コロナ禍の息抜きのひと時になったという。

 以来制作に夢中になり、結び方も研究。友人にイヤリングやピアスを作るなど、レパートリーも増やした。受け取った人が笑顔になるのがうれしく、作るのも楽しめたという。

 また、「梅結び」は「運命向上」など、それぞれの結び方に意味があることを知り、その思いを込めて作った。縁を結ぶ水引で人の縁も広がっていった。

感謝の気持ちで

 昨年末からは「rico*canoco」の作家名で地元のイベントにも出展し、「可愛い」「奇麗」とファンを増やした。「関わってくださる方々に感謝の気持ち」と岩尾さん。「結び方などもっと種類を増やし、イベントにも参加していきたい」と目を輝かせた。

 3月13日に伊賀市内である「キレイアートフェスタ!」にも、アクセサリーやポチ袋、マスクチャームなどを出品予定。子ども向けの「みつあみストラップ」、大人向けの「アクセサリー体験」の有料ワークショップも開く。電子メール(1wam1kuryu@gmail.com)からの予約制で、空きがあれば当日予約も可能。

【関連記事】キレイアートフェスタ! 展示販売やワークショップ 伊賀で12日から(https://www.iga-younet.co.jp/2022/03/09/53956/)

2022年3月12日付815号2面から

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