【「伊賀米うまい米コンテスト」の表彰式に出席した最高賞の新さん(前列中央)ら=伊賀市で】

 三重ブランド「伊賀米」の品質を評価する2021年度うまい米コンテスト表彰式が3月10日、伊賀市平野西町のJAいがふるさと本店であった。入賞者らが出席し、最高賞の伊賀米振興協議会長賞は同市高尾の新正明さん(72)が受賞した。

 JAや伊賀・名張両市、県で構成する伊賀米振興協議会主催の同コンテストで、今年度が4回目。対象は伊賀米コシヒカリで、今年度は伊賀・名張市の生産者98人が出品した。

 審査は一次が申請書類による選考、二次は玄米の成分バランスや外観などを機械にかけて計測し、品質と食味を比較して7点を選出した。最終審査は炊飯した米で食味官能検査を実施し、上位入賞者を決めた。

 最高賞に選ばれた新さんは伊賀市最南部の地区で菌床センターの経営や稲作を手掛けている。50年続ける米作りでは、夏場の高温障害対策や土づくりなどに気を配りながら育成状況を管理。表彰式では7人を代表し「大変光栄。受賞を糧にこれからも米作りに励みたい」とあいさつした。

 他の入賞者6人は次の皆さん。
【伊賀市長賞】鈴森範之さん=伊賀市
【名張市長賞】藤本丈士さん=名張市
【伊賀ふるさと農業協同組合長賞】ツーライフ農園・北出茂樹さん=伊賀市
【伊賀農林事務所長賞】立山繁昌さん=同市
【入賞】廣行雄さん=同、岡島弘さん=同

- Advertisement -