生活安全課長 池田敏郎

 進学や進級の時期は生活環境の変化に伴い、少年が深夜はいかい、喫煙、飲酒などの不良行為や万引き、大麻を始めとする薬物乱用などの非行に走ったり、SNSの利用に起因して性被害を受けるなど、悪質な犯罪被害に遭うケースの増加が懸念されますので、保護者の皆さんは次の点に注意してください。

有害環境の浄化

規則正しい生活 長時間のインターネットやゲームなど子どもの生活が不規則になりやすい時期です。規則正しい生活を指導するとともに、子どもの様子や変化に気を付けましょう。

保護者による管理の推進 SNSなどに起因する青少年の犯罪被害、誹ひぼ う 謗中傷や自画撮り画像配信など情報「発信」を契機とするトラブル、利用者の低年齢化や長時間利用に伴う問題、高額課金トラブルなどが生じています。子どもの発達段階に応じたフィルタリングの利用、話し合いによる家庭内のルールづくりを行いましょう。

サイバーセキュリティー 送信者を詐称したメールを送りつけ、偽のホームページに接続させた上、クレジットカード番号、アカウント情報(ユーザーID、パスワード)を入力させるなどして重要な個人情報を盗み出す「フィッシング詐欺」が多発していますので▼メール記載のリンクを利用せず、正規のサイトから開く▼ウイルス対策ソフトなどを導入し、常に最新の状態にする、という点に注意してください。

2022年2月26日付814号22面から

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