【答辞を述べる平崎さん=名張市百合が丘西5で】

 三重県名張市の市立看護専門学校(百合が丘西5)の卒業式が3月3日にあり、卒業生16人(男性2人、女性14人)が医療の現場に向けて巣立った。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、保護者には式典をオンラインで配信した。一人ひとりに卒業証書を授与した松井妙実校長は「保健医療システムの中で働く専門家としての役割を把握し、社会の変化に柔軟に対応し、現状を切り開く原動力になって羽ばたいて頂きたい」と式辞を述べた。

 在校生代表の送辞に続き、市立病院に就職予定という卒業生代表の平崎菜摘さん(21)が答辞。「コロナの蔓延で学生生活が一変した。厳しい制限の中で実習を受け入れてくださり、本当に感謝の気持ちでいっぱいだった」と振り返り、「患者さまやそのご家族が望む生き方ができるよう、寄り添える看護師になりたいと強く思う」と述べた。

 卒業生は25日に国家試験の結果発表を控えている。進路予定は市立病院が8人、他の市内医療機関が1人、他の県内医療機関が4人、県外医療機関が3人。

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