三重県伊賀市の南西明寺地区は、市立上野東小学校の通学路でもある同市西明寺の市道緑ケ丘西明寺線に、注意看板を設置した。
ドライバーに注意を呼び掛けるのは、市道荒木木興線との交差点から、名阪国道の側道と交わるまでの約400メートル区間。センターラインのない幅約3メートルの道路で、同線で渋滞が起きやすいことから中瀬IC方面への抜け道になっている。
狭い道だが児童の通学時間帯もトラックなどが行き交い、過去には交通事故も発生。特に雨の日は、児童の傘が車と接触するなど危険な場面が見られるという。
安全な通学路に
同区間には路側帯の白線がなかったが、地区要望が実現し、昨年に引かれた。更に児童の安全を確保しようと、同地区が伊賀署などと相談。注意看板も設置することにした。
看板は縦約0・9メートル、横約1・2メートルで、LIXIL 上野緑工場の了解を得て敷地のフェンスなどに設置した。午前7時半から30分間の登校時間帯は、市道荒木木興線側からの進入を自粛するよう求めている。
山根政広区長は「千葉県では通学中の児童を巻き込む痛ましい事故があった。安全な通学路確保のため、進入を遠慮頂きたい」と呼び掛けている。
2022年2月12日付813号22面から
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