会計課長 園田陸

 伊賀警察署会計課では、毎日たくさんの落とし物と、物を無くされた方からの遺失届を受理していますが、遺失届の出ていない落とし物は、中身を確認して持ち主の手掛かりとなる情報を調べたり、スマートフォンやクレジットカードなどは発行元に照会するなどして遺失者を調査しています。

 この際、契約者情報を保有する会社に遺失者への通知を依頼することがありますので、携帯電話会社や金融機関から遺失者に直接連絡が届くことになります。

 一方で、持ち主が判明しにくい落とし物も多くあります。中でも、最近普及が進んだ電子マネーカードは、スーパーなどのセルフレジでお会計をする際に置き忘れてしまうケースが非常に多くなっています。

 名前が書いていない場合、持ち主を判別するための情報がカード番号しかありませんので、持ち主に返還する際には、カード番号が記載された過去のレシートなどを提示して頂く必要があります。電子マネーカードなどには、できる限り名前を書いて頂くことをお勧めします。

 会計課では、迅速かつ適切に落とし物を落とし主の元へお返しすることを目的に、日々の業務に取り組んでいます。大切なものを無くしてしまったら、お近くの警察署までご連絡ください。

 お問い合わせは伊賀署会計課(0595・21・0110)へ。

2022年1月29日付812号23面から

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