【協定書に調印した大垣会長(左から2人目)、亀井市長(同3人目)、八木理事長(同4人目)=名張市役所で】

英心高分校「桔梗が丘校」が4月開校へ

 三重県名張市の旧市立桔梗が丘中学校(桔梗が丘1)の施設利用協定の調印式が2月2日、市役所であり、4月に通信制高校の分校を開校する学校法人「八木学園」(伊勢市)と名張市、地元の桔梗が丘自治連合協議会の3者が協定を結んだ。

 同中は2020年4月に同市桔梗が丘7番町に移転。建物と土地を活用する事業者を市が公募し、同法人に決まった。

 同法人は伊勢市で通信制の私立英心高校(2008年に八木学園高校から改称)を運営。旧桔梗が丘中には、同高の分校「桔梗が丘校」を4月9日に開校する。伊賀・名張両市の27人が入学予定で、本校から移る生徒も含め約30人でのスタートになるという。

 昨年6月には市と基本協定、12月には使用貸借契約を締結しているが、契約で定める「地域団体や住民の施設利用」「災害発生時の避難場所としての利用」について、地元を含めた3者で確認するため、改めて協定を締結することにした。

 この日の調印式には、同法人の八木良明理事長、亀井利克市長、同協議会の大垣孝彦会長らが出席し、協定書を交わした。八木理事長は「広い立派な施設を地域の皆さんにも使って頂けたら。イベントを企画し生徒も参加させて頂き、学ばせて頂きたい」、大垣会長は「地域の皆も喜んでいる。早速イベントで利用させて頂く約束も頂いた。今後とも協力関係を続けさせて頂けたら」、亀井市長は「将来的には、外国の方や学び直しの方への対応もして頂けたら」と話していた。

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