【イベントへの参加を呼び掛ける北森教諭】

 白球追う楽しさ、球児と一緒に実感して―。現役高校生が指導役となり、野球やソフトボールが未経験の児童・園児に野球を体験してもらうイベント「ちびっこ野球フェスタ」(三重県高校野球連盟主催)が、2月20日に名張市で開かれる。参加無料。

 野球人口の増加や競技の普及・人材育成などに各都道府県の高野連が取り組む「高校野球200年構想」の一環として、三重県高野連では初めての試み。高野連が同様のイベントを開催している和歌山、島根などを参考に、昨秋から教員・指導者らで企画を進めてきた。

 対象は、学童野球かソフトボールのチームに所属していない4歳児から小学3年生までの男女で、定員80人。会場は名張市夏見のメイハンスタジアム(名張市民野球場)、時間は午前9時から正午まで。ティーボール体験、的当て(ストラックアウト)、ダイヤモンドリレーなどを計画している。運動できる服装で参加し、飲み物と、あればグローブを持参する。当日は保護者同伴。

 伊賀地区担当理事で名張高の北森啓史教諭(41)は「小さいころから野球をしてきた自分たちが親世代になり、子どもたちに野球の楽しさを伝えたいと常々思ってきた。生徒たちにも、野球を始めた〝原点〟を思い出してもらえたら」と期待を込めて話した。

 申し込みは、小学校や保育園・幼稚園などに配布するポスター、ちらしに記載したQRコード、または県高野連ウェブサイト(http://www.mie-kouyaren.org/)に掲載の専用フォームから。2月12日締め切り。

 問い合わせは北森教諭(0595・63・2131=名張高)へ。

2022年1月15日付811号27面から

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