検査目的の学級閉鎖せず

 三重県名張市教育委員会は市立小中学校の児童・生徒に新型コロナウイルスの陽性者が1人でも確認された場合に学級閉鎖し、クラス全員にPCR検査を実施するこれまでの方針を見直し、1月31日からは濃厚接触者以外の検査は行なわず、検査目的の学級閉鎖はしない対応に変更した。

 市教委によると、検査態勢のひっ迫を受け、方針を見直した。保健所によって濃厚接触者が特定されるまではクラス全員を自宅待機とするが、濃厚接触者に特定されなかった児童・生徒は次の日から登校することになる。濃厚接触者に特定された児童・生徒は、検査結果が出るまで自宅待機とする。

 同市では、14日に小学校1校が休校した後、28日までに小中学校全19校のうち、6割以上の12校(小学校9校、中学校3校)が学級閉鎖などの措置をとっていた。

 市保育幼稚園室によると、市立保育所なども市教委と同様の方針に改めた。

伊賀市は5日程度学級閉鎖

 一方、伊賀市は検査態勢のひっ迫を受けてこの日、市立小中学校で陽性者が確認された学級は、検査の有無に関わらず翌日から5日程度、学級閉鎖する方針とした。

- Advertisement -