【2020年の大会の様子(提供写真)】

 日本の古典芸能である能楽の振興を図っている名張能楽振興会が、年間最大の事業と位置付けている「第35回新春謡曲仕舞大会」を1月23日午後1時から同4時15分まで、三重県名張市桔梗が丘6番町の桔梗が丘市民センターで開く。新型コロナウイルスの影響で昨年は中止になり、2年ぶりの開催になる。入場無料。

 同振興会には現在、「邦謡会」「桔謡会」「名張幽風会」の3団体計26人の会員が活動している。

 大会では、会員による素謡(すうたい)3番、仕舞7番、独吟1番と太鼓の囃子演奏1番の発表の他、今年設立15年を迎える「名張こども能楽囃子教室」の小中高生12人も出演。笛連管1番、太鼓連調1番と太鼓と笛の合奏3番で、稽古の成果を披露する。

 また「能楽師による謡と仕舞教室(名張幽風会)」の受講生12人と、プロ能楽師の片山伸吾さん、田茂井廣道さんが出演し、素謡・仕舞の地謡の他、番外仕舞「老松」などを舞う。

 当日は初心者のための解説書を配布し、入場者には喫茶室の飲み物券のプレゼントもある。

 同振興会の尾本頼彦会長(81)は「名張は観阿弥創座の地。当日は子どもたちによる多くの演目など、バラエティーに富んだ内容で、大いに楽しんで頂けると思う。この機会に能楽への関心を高めてほしい」と来場を呼び掛けている。

 問い合わせは尾本会長(0595・64・5400)まで。

2022年1月15日付811号4面から