【調印式に出席した伊賀薬剤師会の田中会長(右)=伊賀市役所で】

 三重県伊賀市は1月13日、災害時の医薬品供給のため伊賀薬剤師会と協定を締結した。

 同会は、伊賀地域内の55薬局に所属する会員約100人で組織される。調印式には、田中哲生会長と小沢悟副会長、顧問の中山英起さんが出席。協定は今後想定される南海トラフ地震に備え、協議を進めていた。

 協定書によると、市は災害発生時に円滑な医療・救護活動をするため、同会に医薬品などの調達を要請することができる。岡本栄市長と田中会長は、医薬品の調達要請や引き渡しの方法などを確認し、協定書にそれぞれ調印した

 岡本市長は「まさかの事態に備え、市民が安心してもらえるように」と話し、田中会長は「災害時の迅速な対応に努める」と話していた。

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