【式典を終え記念写真に収まる新成人たち=伊賀市平田で】

 三重県伊賀、名張両市で1月9日、成人式が行われ、伊賀600人、名張513人の計1113人が、決意を新たに式典に参加した。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、例年より規模を縮小し、時間も短縮しての開催となったが、新成人たちは級友らとの再会を喜び合っていた。

伊賀市 中学卒業式でのビデオメッセージも上映

大山田中校区の実行委員を代表してあいさつする中西さん=同

 伊賀市では午後1時から出身中学校別に9会場で式典があり、大山田中校区は、どんぐりホール(同市平田)に33人が集まった。実行委員5人が準備した記念動画には、小中学校時代の恩師3人からのビデオメッセージ、在校時の思い出の写真などが盛り込まれ、中学時代の担任教員が卒業式で流した一人ひとりへのメッセージが5年ぶりに上映されると、新成人たちは時折、目を見合わせて笑顔をみせていた。

 式典の冒頭、今も近畿大学でバレーボールを続けている中西武琉さん(20)が、実行委員を代表してあいさつに立ち、「今日は成人としての責任をしっかり自覚する場。これからの人生には楽しいことやうれしいことがあると同時に、困難なことやつらいこともあるが、そんな時には今日一緒に成人を迎えた仲間のことを思い出し、自覚と希望を忘れず、社会の一員として前向きに進んでいきたい」と思いを述べた。

 岡本栄市長はビデオメッセージで「自分たちだけでなく周りの人たち皆の幸せを考え、古里・伊賀を愛せる人になってほしい。今日は久しぶりに顔を合わせた人もいて懐かしいとは思うが、感染対策にはくれぐれも気を配ってほしい」とコメントを寄せた。

式典終了後、実行委員から花束を贈られ退場する出席者たち=同

名張市 「選んだ道 精いっぱい進む」

会場入り口で記念撮影を楽しむ新成人=名張市夏見で
新成人代表でスピーチする奥家さん(上)と田中さん=同

 名張市では、午後1時から同市夏見のマツヤマSSKアリーナ(市総合体育館)で式典があり、新成人513人が出席。新成人を代表し、実行委員の2人がスピーチに立った。

 大阪の美容専門学校に通い、4月からネイリストとして働き始めるという赤目町すみれが丘の奥家楓さん(19)は「お客さまにもお店の人にも頼られる人になりたい」と意気込みを語り、「自分の行動に責任を持ち、社会の一員として常に前向きに歩んでいく」と誓った。

 大阪の専門学校に通って服飾について学んでいるという桔梗が丘3番町の田中優衣さん(20)は「多くの人を喜びの気持ちや、わくわくした気持ちにできる仕事に就くことが目標」と語り、「支えてくださった多くの方への感謝を忘れず、自らが選んだ道を精いっぱい進んでいく」と決意を述べた。

 亀井利克市長は祝辞で「実は私が市長にして頂いたのは2002年で、市長としての成人式を迎えさせて頂いたことになる。非常に感慨深い」としつつ、「これからの人生、正々堂々とチャレンジャーとして頑張ってほしい」とエールを送った。

参加率 昨年より高く

 両市によると、成人式の参加率は、伊賀市が76・5%(対象者784人)で昨年より4・7%、名張市が70%(同733人)で昨年より1・9%、いずれも高くなった。

検温や手指の消毒をして会場入りする新成人たち=同