【参加を呼びかける川岡さん(左)と内田さん=名張市で】

 12月の人権週間を記念した事業で三重県名張市と同市人権センターが動画配信サイト「ユーチューブ」で配信する動画「人・愛・エール“ナバリエール”2021」が注目を集めている。

 毎年、記念事業として開催してきた「ふれ愛コンサート」が新型コロナの影響で昨年に続き今年も中止。新たな取り組みとして「難しいものと考えられがちな人権問題を市民はもちろんのこと、たくさんの方々に見てもらい元気になってもらえたら」と企画した。

 動画は市のホームページに10の特設チャンネルを開設し、人権週間の初日にあたる4日から配信をスタート。約2か月かけて撮影した市内小中学校の児童生徒や市立病院の看護師などのエールやメッセージに加え、歌や紙芝居など楽しんで考える内容で、31日まで視聴可能だ。

 「いろんな人の思いに触れることで、理解し合い、助け合いたい」と同人権センターの川岡加寿子さんと内田康永さんは語る。市役所来庁者に、さまざまな課題についての応援一言メッセージを書いてもらいボードに貼る催しも24日まで行っているといい、「『前にいる大事な人を思う』がスタートの人権。あなたも参加してみませんか」と呼び掛けている。

 問い合わせは同人権センター(0595・63・0018)、または市人権・男女共同参画推進室(0595・63・7909)まで。

2021年12月11日付809号15面から

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