【内容を改めた案内文書の封入作業を進める職員=名張市役所で】

 政府が新型コロナウイルス経済対策に盛り込んだ18歳以下への10万円相当の給付について、三重県名張市は12月14日、年内に10万円を現金一括で給付する方針を決めた。

 岸田文雄首相が13日の衆議院予算委員会で年内に全額現金で一括給付することを容認する意向を示したことを受け、この日の市議会補正予算質疑の冒頭で吉住美智子議員が市の考えを問い、亀井利克市長が答弁した。亀井市長は14日朝に同市の担当者を集めて協議したとし、「今年中の給付に向け事務を進めることにした」と述べた。その後の取材には「(日程的に)間に合うと思う」と語った。

 市は、定例会最終日の22日に補正予算案を追加提出する方針。可決されれば、児童手当を受給する対象4886世帯(14日現在)に、子ども1人当たり現金10万円が27日に振り込まれる。

 市子ども家庭室によると、当初の5万円給付の案内文書を対象世帯に送るため、13日に職員が郵便局まで持ち込んでいたが、岸田首相の発言を受けて急きょ発送を取りやめていた。14日午後、市役所の一室では「市広報紙やホームページなどで5万円を年内に支給とお伝えしていましたが、一括して10万円を支給します」という内容に改めた文書の封入が急ピッチで進められた。

※2021年12月14日午後3時45分追記