【2019年の舞踊会で清元「柏の若葉」を披露する寛十郎さん(右)と寛七郎さん(提供写真)】

 日本舞踊・花柳流の舞踊会「寛桜会」が12月12日午後1時から三重県伊賀市大谷の蕉門ホールで開かれる。主催者で、同市朝屋で教室を開く日本舞踊花柳流師範、花柳琴まりさん(69)、寛七郎さん(39)親子は「コロナ禍でも休まず稽古に来てくれた生徒たちのためにも、発表の場を設けたかった」と、本番に向けて準備を進めている。

 伊賀地域では観覧の機会が少ない日本舞踊を身近に感じてもらおうと、2人の師匠・花柳寛十郎さん(70)(大阪市在住)の協力を仰ぎ、2010年から3年おきに開いてきた。次回は22年の予定だったが、「今だからこそ、伝統文化の力が必要。目標に向かって稽古を重ねてきた子どもたちの気持ちを高められたら」と、1年早い開催を決めたという。

 今回は、花柳さん親子と寛十郎さん、生徒の小学生6人を含め計14人が出演。小学生たちは第1部の童謡「さくらさくら」と端唄「松づくし」、第2部の端唄「祇園小唄」と長唄「越後獅子」を披露する。琴まりさんによる長唄「秋の色種」、寛十郎さんと寛七郎さんによる大和楽「江戸風流」で締めくくる。

 寛七郎さんと琴まりさんは「少しずつ公演や舞台が再開できるようになり、お客さんからは『待ってました!』という声も頂き、ようやく伊賀でも開催できることにうれしさを感じている。日本舞踊の世界に触れた皆さんの表情が少しでも明るくなれば」と思いを話した。

 舞踊会は入場無料、申し込み不要。

 問い合わせは花柳さん(0595・21・8135)まで。

2021年11月20日付808号11面から